中四国で最初に最新モデルを導入しました
平成23年にガンマナイフを更新し、最新のガンマナイフ装置「パーフェクション」を導入しました。世界最先端のガンマナイフ治療を、高知で行なっています。
システムの完全自動化
従来の機種では、コリメータサイズを変える際に治療を中断し、ヘルメットを交換していました。パーフェクションでは治療計画に従ってコリメータのサイズ変更や位置合わせが自動で行なわれます。これにより治療時間はかなり短縮され、患者さんにとってもスタッフにとっても負担が軽減されました。
治療領域の拡大
ガントリー内腔が大きくなったため、ガンマ線を当てられる範囲が広くなりました。 従来のガンマナイフ装置では治療が難しかった頭蓋底深部・頭蓋頸椎移行部・頭蓋外側部も含め、頭蓋内のほとんどの部位が治療可能となりました。
治療精度の向上
より最適で、精密な治療計画が立てられるようになりました。8分割セクターごとに違った大きさのコリメータ(径4・8・16mmの絞り)を用いた照射ができるため、複雑な形状の病変についても、より病巣の形に合わせた放射線照射を短時間で行えます。照射精度に関しては0.1mm単位での設定が可能です。
放射線漏洩が大幅に軽減され、安全性が向上
放射線遮蔽レベルは、CAD(コンピューター設計)を駆使した本体設計により、照射時以外はコバルト線源をoffポジションへ退避させることが可能となり、100倍近く強化されました。
パーフェクションの仕組みを解説した動画(wmv形式、2分程度)
製造元であるエレクタ株式会社が提供しているものです。
次は順路4 治療の流れ