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脳腫瘍,脳動静脈奇形,三叉神経痛の治療 | 高知ガンマナイフセンター(もみのき病院)

ガンマナイフの仕組み

ガンマナイフの仕組みについて、わかりやすく説明します

ガンマナイフの原理は虫眼鏡と似ています

 ガンマナイフとは、ガンマ線という、X線よりもさらに波長の短い電磁波を脳内の腫瘍(できもの)などに当てて、破壊したり進行を抑えたりするものです。
 子どものころ、理科の実験で虫眼鏡を使い、太陽の光を集めると紙が燃えだすということをやったことがありませんか?
 虫眼鏡の凸レンズが光を一点に集中させるので、このようなことができると習ったことと思います。ガンマナイフの仕組みもこれと同じで、192個の線源から出るコバルト線を、悪くなっている部分だけに集中させて正確に当てます。
 一つ一つの線は、それほど強くないので脳の他の部分を傷つける心配はほとんどありません。
 では、切るわけでもないのになぜ「ナイフ」と呼ばれるのでしょう。
それは、ガンマ線を当てたところと当てていないところの境目がとてもはっきりしていて、まるでナイフで切り取ったかのようだと、あるアメリカの脳神経外科医が表現したことから、このようなニックネームで呼ばれるようになったいうことです。ちなみに治療装置の正式な名前は「ガンマユニット」といいます。  


「ガンマナイフ」は世界中でつかわれています

 ガンマナイフ治療装置は、今から40年以上前、スウェーデンのカロリンスカ大学レクセル教授によって開発されました。そして、1968年にスウェーデンで最初の装置が使われ始めました。その後、アメリカ、ヨーロッパ、中国などに普及し、今では世界48カ国で約300台が稼働しています。日本ではそのうち56台が稼働しています。
 ガンマナイフ治療を受けた人は年々増加して、世界での累計人数は60万人を上回りました。日本では、2011年末の時点で累計17万人余りが治療を受けました。
 定位放射線治療の中では一番歴史が古く、治療実績もたくさんある治療方法です。


こんな病気の治療に使われています

 今までの手術ではたいへん難しかった、脳の奥の方の腫瘍(できもの)などを、安全に治療でき、身体への負担も少ないことから注目されています。さいきんでは、癌が脳に転移した患者さんの治療法の一つとして、積極的に使われるようになってきました。
 ガンマナイフの適応疾患について

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