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脳腫瘍,脳動静脈奇形,三叉神経痛の治療 | 高知ガンマナイフセンター(もみのき病院)

肺癌転移性脳腫瘍に対する全脳照射+放射線外科に対して放射線外科単独治療後の白質脳症の出現頻度

Monaco EA 3rd, Faraji AH, Berkowitz O, Parry PV, Hadelsberg U, Kano H, Niranjan A,  Kondziolka D, Lunsford LD.  Leukoencephalopathy after whole-brain radiation therapy plus radiosurgery versus  radiosurgery alone for metastatic lung cancer.  Cancer. 2012 Jun 15. doi: 10.1002/cncr.27504. [Epub ahead of print]

<背景>
全身治療が改善し患者が長期生存するに伴って、脳転移の治療としての全脳照射(WBRT)の毒性について関心が高くなっている。白質脳症を示す遅発性白質病変の出現は認知障害と相関してきた。この研究では、定位的放射線手術(SRS)に加えてWBRTを受けた患者における画像で確認される白質脳症の危険性を評価する。その危険性がSRSのみを受けた患者と比較された。

<方法>
著者らは、37人の非小細胞肺癌でWBRTとSRSを受けた患者と31人のSRSのみの患者を後方視的に比較した。すべての患者は治療後、少なくとも1年以上生存した。著者らは、遅発性白質変化の発現をMRIのT2/FLAIR画像で重症度分類を行った。
グレード1=白質高信号が無いか殆ど無い;
グレード2=高信号が脳室周囲に限局;
グレード3=びまん性の白質高信号

<結果>
WBRTとSRSで治療された患者では、SRS単独治療の患者に比べ遅発性白質脳症が著明に高頻度に認められた(P<.001)。最終画像診断において、WBRTで治療された37人中36人(97.3%)で白質脳症(25%はグレード2;70.8%はグレード3)を来した。SRS単独で治療された患者では1人のみが白質脳症を来した。

<結論>
脳転移に対してSRSのみで治療された患者は、WBRTとSRSで治療された患者よりも白質脳症の危険性は著明に低かった。これらの所見と脳の認知機能および生活の質とを関連付けるためには前方視的研究が必要である。これらのデータは、正常な脳の構造と機能に対して、WBRTとSRSで異なる影響を与えるという既存の報告を補足するものである。

上記の記事は高知ガンマナイフセンターが発行した「ガンマナイフ治療最新情報」に収録されています。

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